フルーツとアーモンドのケーキ

イメージするのは、遠いイギリスで食べられているようなフルーツケーキ。

ラム酒に代わり眠らせていたスコッチウイスキーでレーズンとはっさくピールを漬けたは去年の12月のこと。

15cmのケーキ型を使い、たっぷりのジューシーなフルーツとアーモンド、それに爽やかな酸味を感じる自家製ゆずママレードも加え焼いた。

型いっぱいとなった生地を時間をかけじっくり焼き、2日後に切ってみると嫌な予感は的中した。

以前は小ぶりなカレンズを漬け上手く焼けたが、粒感のあるレーズンは酒を吸収しぷっくり大きく膨らみ、汁気が多いことで生焼けではないけれどケーキはねっとり。

フルーツはこれでもかってくらい入れたい。そこで、酒の量を減らし、ママレードの量を減らし、卵は卵黄と卵白に分け卵白は泡立てて加え、ベーキングパウダーも加えることにした。そして、15cmのケーキ型からバットに変更し焼くことにした。

上部分を切り細長く切ったケーキは、イメージするフルールケーキとは別物になったけれど、ぎっしりのフルーツとアーモンド、ほのかに感じるママレードがアクセントに。

もう少しスコッチウイスキーを感じたいけれど、控えたことで食べやすくなった。

失敗したケーキは切り分け、低温でじっくり焼きビスコッティに変身した。

〇 バット5号（242×181×30mm）
無塩バター… 150g
きび砂糖… 120g
卵黄… 50g
卵白… 100g
塩… 1.5g
薄力粉… 150g
ベーキングパウダー… 2g

ゆずママレード… 60g
フルーツ（シロップ、ウイスキー漬け）… 300g
アーモンド… 90g

［下準備］
1. アーモンドは160℃で8分焼き粗熱を取り粗く刻む
2. 型にオーブンシートを敷く
3. 卵は卵黄と卵白に分けカラザを取り除く
4. 薄力粉とベーキングパウダーは合わせて振るう

① 無塩バターをゴムべらで混ぜやわらかくし、泡立て器でふんわり混ぜ合わせる

② 半量のきび砂糖を2回分けて加え混ぜ合わせ、卵黄を1個ずつ加えて混ぜ合わせ、ゆずママレードを入れ合わせる

③ ボウルに卵白・塩を入れミキサーの高速で1分、砂糖を3回に分けて加え中速で角が立つくらいまで泡立て、低速で2分ほど混ぜ合わせる

④ 天板を下段に入れオーブンを180℃に予熱する

⑤ ②に1/3の③を加え泡立て器でしっかり混ぜ合わせ生地となじませ、1/3の粉を加えゴムべらで混ぜ合わせ、1/3の③、1/3の粉を交互に加えなめらかに混ぜ合わせる。最後にフルーツ・アーモンドを入れ合わせ、型に入れ数回軽く落とす

⑥ 170℃で60分焼き、160℃でさらに8分焼く。焼き上がったら軽く衝撃を与え型からケーキを取り出して完成