栗の渋皮煮カステラ
お菓子

栗の渋皮煮カステラ

三度目の正直。

瓶詰めにした渋皮煮が5本、保存袋に入れ冷凍庫にも。そのままでは食べきれない。

渋皮煮を使っておやつを作りたい、ケーキを焼きたい、と思うのは自然な流れで。これがすべての始まりだった。

前に作った黒豆ケーキのレシピで、グラニュー糖をきび砂糖に代えて焼いてみた。

秋を感じさせる茶色いケーキ。

黒豆ケーキの時と違ったことは竹串を刺すと生地がついてくる、オーブンに戻して焼きを3回ほど繰り返し不安のまま焼成終了となりこれが第一弾。

ごろごろ入った渋皮煮で火の通りが悪いのだ。

翌日切ってみると、上部が多少ではあるけれど完全に焼けてない状態。そして所々に穴、きめの粗い生地。

久しぶりのケーキ作り、卵の泡立て方、生地の混ぜ方が上手くできておらず、この失敗を踏まえて第二弾。

切り口から見える大きな渋皮煮、味は悪くない。第二弾も同じように渋皮煮をごろごろ入れ、焼成時間を調整した。

渋皮煮が冷えてたこともあり、渋皮煮の部分が完全に焼けてない状態。これで弱気になり。

渋皮煮を半分に切り、量を半分にして焼いたのが第三弾。底を見ると渋皮煮は確認できるけど、切り口から見ることができない。

十分焼いた、味は悪くなかった。悪くなかったけど、ごろごろ入れた方が、やっぱり見た目も味わいも贅沢に感じる。

焼いた翌日もおいしいけど、2日おくと甘さが増しカステラのような味わい。

〇 ケーキ型 15cm
栗の渋皮煮… 150~300g
全卵… 140g(卵黄3個分、残り卵白を室温に戻す)
きび砂糖… 50g
はちみつ… 10g
薄力粉… 65g
太白ごま油… 12g

【A】
渋皮煮のシロップ… 10g
醤油… 5g

① 型に敷紙を敷き、汁気をふき取った栗の渋皮煮を並べ入れる。耐熱ボウルに太白ごま油を入れ湯せんにかける

② 全卵にきび砂糖・はちみつを加え、ハンドミキサーの中速でもったりと白くなるまで8~10分混ぜ合わせ、さらに低速で1分混ぜ合わせる。天板を下段に入れオーブンを160℃に温める

③ ②の1/4を太白ごま油のボウルに加えゴムべらでなめらかに混ぜ合わせ、②に加え混ぜ合わせる。薄力粉を加え混ぜ合わせ、粉っぽさが残る状態でAを加えしっかり混ぜ合わせる

④ 型に流し入れ軽く落して空気を抜き、竹串を縦、横に動かして気泡をつぶす。160℃で55分焼き、150℃に下げさらに10分焼く

⑤ 焼き上がったら衝撃を与え、型からケーキを取り出しケーキクーラーにのせ、完全に冷めたら袋に入れ一晩おいて完成

1回目、2回目は渋皮煮を300g使用、3回目は半量で。300gでもう一度チャレンジしてみたい。

栗の渋皮煮カステラ1回目のカステラ

栗の渋皮煮カステラ3回目のカステラ

栗の渋皮煮カステラ4回目のカステラ 150℃で80分焼成