伊予柑ピールのケーキ
お菓子

伊予柑ピールのケーキ

長らく愛用したオーブンを手放すことになり、新しいオーブンで試行錯誤中である。

以前は田舎から伊予柑とはっさくが送られてきたけれど、今ははっさくだけ。だから、袋にたくさん入った伊予柑を見つけ食べたくなった。

袋を開けると艶やかな橙色の皮から爽やかな香りが漂い、果肉はみずみずしくとても甘くそのままで堪能した。

そして、残った皮を甘く煮ることにした。

はっさくのように厚くなく手で剝ける皮は、やわらかく茹でしたあと砂糖を加え2日煮た。

薄いオレンジ色のシロップを生地に加え、丸形に流し皮を放射状に並べ焼いた。

皮は細かく切って混ぜ込むこともできたけれど、春らしいケーキにしたかった。

オーブンが変わり新しい表情を見せてくれたケーキ、最適の焼き加減を見つけるべく早くオーブンと友だちになりたい。

〇 伊予柑ピール(甘煮)
伊予柑の皮… 200~300g
水… 500~600g
上白糖… 皮の40%/皮の20%

① 伊予柑はよく洗い、6つ割りにして皮をむく

② 鍋に皮と水をたっぷり入れ火にかけ、沸騰したら強めの中火で16~18分茹でる。皮を下にして縦半分に切り煮崩れた白い部分を薄くそぎ落とし、水にさっとさらし水気切って重さを量る

③ 鍋に水・皮の40%の上白糖を入れ、火にかけ混ぜながら溶かす。皮を入れオーブンシートをかぶせふたをずらしてのせ、とろ火で50分ほど煮て冷めるまでおく

④ 皮をざるに上げシロップを鍋に戻し、皮の20%の上白糖を加え火にかけ混ぜながら溶かす。皮を入れオーブンシートをかぶせふたをずらしてのせとろ火で30分ほど煮て、粗熱が取れたら容器に移し1~2日冷蔵庫でおく

やわらかく茹でした皮は、2~2.5cm幅に切り甘く煮た。皮の倍量の水で砂糖水を作り、2日目は煮詰め過ぎに気を付ける。

〇 ケーキ型 15cm
全卵… 125g(卵黄3個+卵白)
上白糖… 100g
シロップ… 25g
薄力粉(特宝笠)… 125g
無塩バター… 60g
米油… 15g

[下準備]
1. 型にオーブンシートを敷く
2. 耐熱ボウルに無塩バターを入れ湯せんにかけ溶かし、米油を加え50~55℃に保温
3. 薄力粉は振るい、卵が泡立つ頃もう一度振るう

① 全卵に上白糖・シロップを加え、ミキサーの高速で2分、中速でもったりするまで泡立て、最後に低速で2分ほど混ぜ合わせる

② 天板を下段に入れオーブンを180℃に予熱する

③ ①の1/4強を無塩バター・米油のボウルに加えゴムべらでしっかり混ぜ合わせ、①に加え合わせ振るった薄力粉を2回に分け加え混ぜ合わせる

④ 型に③を流し入れ数回落とし、伊予柑ピールを放射状に並べのせ、オーブンの温度を170℃に下げ40分焼き、160℃に下げさらに15~20分焼く

⑤ 焼き上がったら衝撃を与え、粗熱が取れたら逆さにして型からケーキを取り出し、網で冷まし袋に入れ一晩おく

冷めたてふわっふわもいいけれど、一晩おきしっとりした方が私好み。

伊予柑ピールのケーキ

伊予柑ピールのケーキ

伊予柑ピールのケーキ

伊予柑ピールのケーキ

伊予柑とはっさく
伊予柑とはっさく(2020年2月28日撮影)