牛すじと大根と卵のおでん

まだ寒い2月。

旨みと旨みが重なり合った黄金色のスープ。

おでんとは実に奥深い料理であるとしみじみ思う。

年が明けたらおでんにするつもりで取り置いていた畑の太い大根と、牛すじ肉、卵のシンプルなおでん。

長いこと煮ると台所から漂う香りに、家族に言わなくてもおでんであることが伝わった。

〇 2～4人分
大根… 18～20cm
牛すじ肉（外国産）… 500g
卵… 3～4個
昆布… 適量

【A】
だし汁… 1000g
昆布の戻し汁… 500g
みりん… 大さじ3
醤油… 大さじ2
塩… 8.5～10g（小さじ2）

【B】
醤油… 大さじ1/2

① バットに昆布・かぶるほどの水を入れ20～30分おき、水気を切り結び昆布を作る

② 大根は4.5cm幅に切り皮を厚めにむき、面取りをして片面に十字の切り込みを0.7cmほど入れる。鍋に大根・かぶるほどの水を入れ火にかけ、煮立てばやや弱めの中火で18分茹で、水を足し浸け透き通るまでおく

③ 鍋に牛すじ肉・かぶるほどの水を入れ火にかけ、2分ほど茹でざるに上げぬるま湯を流す。同様に鍋に牛すじ肉・水を入れ火にかけ、ひと煮立ちすればざるに上げ適当な大きさに切る

④ 卵は半熟に茹でる

⑤ 土鍋にAを入れ火にかけ煮立つ直前に弱めの弱火にし、②・③を入れふたを少しずらしてのせ40分ほど煮て、①・④を入れ60～80分ほど煮てBを加え一晩おく

⑥ 表面に冷え固まった脂を取り、大根・卵・結び昆布を取り出す。肉からコラーゲンが溶け出し冷え固まった汁を火にかけ、かき混ぜながら溶かし徐々に火を弱め温め、取り出した具を入れふたを少しずらしてのせ弱めの弱火で20～30分煮て完成