栗の渋皮煮
お菓子

秋の栗仕事

大量の栗が届いた。

栗がなるともらってきて、母が茹で包丁で半分に切ってスプーンですくって食べたものだ。

栗ごはんも炊いてくれた。毎年この季節になると当たり前のように食べていた。

そんなことを思い出しながら鬼皮をむくこと2時間、鍋2つにいっぱいになった栗。

一晩おいて火にかけるとこと30分。茹で上がた栗を水を張った桶に放ち、流し台の前に腰掛け水に手を入れ指で優しくこする。

一個一個丁寧に洗い、美しくなった栗を眺めると嬉しくなる。崩れた栗は胃袋へ。

一回目、栗の重量の25~30%のグラニュー糖を加え、2時間ほど煮て冷めるまでおく。二回目、栗の重量の15%のグラニュー糖を加え、再び1~2時間煮て甘みをゆっくり含ませる。

栗の味が堪能できるちょうどいい甘さ、ぱくぱく食べられてしまう。

冷凍庫で保存すれば多少の日持ちはするとは言え、長期保存はできない。でも、そのままで食べるならこのぐらいの甘さが私は好きだ。

菓子用はシロップを煮詰め瓶詰め、1~2週間おくとしっかりとした甘みの渋皮煮となる。

〇 栗の渋皮煮
栗… 1000~1300kg
重曹… 小さじ1弱

[シロップ]
【一回目】
水… 栗と同量
グラニュー糖… 栗の重量の25~30%

[シロップ]
【二回目】
グラニュー糖… 栗の重量の15%

① 栗は熱湯に15分ほどつけ鬼皮をむき、むいたものから水を張った鍋に放ち重曹を加え一晩おく

② ①を火にかけ煮立てば弱火で30分茹で、湯を捨て水を張った桶にゆっくり放つ。水の中でこすり洗い筋・綿状の皮を取り水に放つ

③ 鍋に【一回目】を入れひと煮立ちさせ、栗を静かに入れふたを少しずらしてのせ、とろ火で2時間ほど煮て冷めるまでおく

④ 別の鍋に③のシロップを取り、【二回目】のグラニュー糖を加えひと煮立ちさせ③に加え、ふたを少しずらしてのせとろ火で1~2時間煮て冷めるまでおく

⑤ 煮沸消毒した瓶に栗を移し、中火でシロップを煮詰めお好みでラム酒を加え瓶に移す

シロップに浸かった状態を保ちながらとろ火で煮る。

栗の渋皮煮

栗の渋皮煮