毎日きゅうり

6時前に自然と目が覚め、長袖、長ズボンに帽子を目深に被り軍手をして長靴を履き、近くの畑まで歩き野菜を収穫するのが夏の間の日課となった。

義父が植えたきゅうりの苗は遠くからでも分かるほど大きく成長し、蜂たちが黄色い花の蜜を目当てに羽音を立て飛び回り、その横で青々と生い茂った葉をかき分けきゅうりを隈なく探す。

真っ直ぐ成長したお手本サイズから、やや大きく成長したもの、くるっと丸まった小さなものまで、毎日10本ほど収穫できる。

家に帰りちょうどいいサイズは一本漬けにし、やや小ぶりなものは輪切りにして塩でもむ。塩もみきゅうりはぱりぱり歯触りがよくそのままでも十分おいしく、和え物や酢の物となり中でも手軽でおすすめなのがヨーグルト和え。

和えと言っても、塩もみきゅうりにヨーグルトをのせ好みではちみつを少したらし、食べながら和えるのも良し。

大きく成長したものは長さを半分に切りスライサーで薄切りにし、一緒に収穫したオクラやミニトマト、ハムなどをあわせ朝食のサラダになる。

そして、やわらかく甘い小さなきゅうりはかぶりつく。これが贅沢でたまらない。

〇 きゅうりのヨーグルト和え
きゅうり… 適量
塩… きゅうりの重量の2％
プレーンヨーグルト… 塩もみきゅうりの重量の30％程
はちみつ… お好みで

① きゅうりは2～3mm幅の輪切りにし、塩をなじませ水が出るまでおき、挟み押させ水気を絞る

② ①にプレーンヨーグルトをのせ、はちみつをたらして完成